
発熱は体がウイルスや細菌と戦っているサインです。当院では問診・診察を行い、必要に応じてインフルエンザや新型コロナなどの検査を実施します。原因に応じて解熱剤や抗菌薬など適切な治療を行い、重症化を防ぎます。つらい症状があれば早めにご相談ください。
成人で多い発熱の原因(頻度順)
①感冒・ウイルス感染症:のど痛みや咳、鼻水を伴うことが多く自然軽快が基本。
②インフルエンザ/新型コロナ:急な高熱や全身倦怠感が特徴で検査が重要。
③急性胃腸炎:発熱に加え下痢・嘔吐を伴う。
④尿路感染症:排尿痛や頻尿を伴うことがある。
高齢者で多い発熱の原因(頻度順)
①肺炎:発熱が目立たず、食欲低下や元気消失のみの場合も多い。
②尿路感染症:症状が乏しく、発熱や意識変化で気づくことがある。
③胆道感染・胆嚢炎:腹痛が軽く発熱のみのことも。
④皮膚・軟部組織感染症:褥瘡や小さな傷が原因となる。

咳・痰・鼻水・のどの痛みは、かぜ(急性上気道炎)で最もよくみられる症状です。ほかに急性咽頭炎や扁桃炎では強い咽頭痛や発熱を伴います。急性副鼻腔炎(ちくのう症)では黄色い鼻水や後鼻漏が特徴です。気管支炎では咳と痰が長引き、インフルエンザや新型コロナでは全身のだるさや高熱を伴うことがあります。症状が強い、長引く場合は受診が大切です。

倦怠感やだるさは多くの病気でみられる症状です。かぜやインフルエンザ、新型コロナなどの感染症では発熱とともに全身のだるさが出ます。貧血では少し動いただけで疲れやすくなります。甲状腺機能低下症や糖尿病、肝臓病でも慢性的な倦怠感がみられます。症状が続く場合は検査による原因確認が大切です。
成人で多い(頻度順)
①感冒・ウイルス感染症:微熱やのど痛みを伴い、数日〜1週間で改善することが多い。
②過労・睡眠不足・ストレス:検査で異常がなく生活リズムの乱れが原因のことが多い。
③貧血:動悸や息切れ、顔色不良を伴い、血液検査で診断される。
④甲状腺機能異常:体重変動や動悸、寒がりなどを伴い、血液検査が重要。
高齢者で多い(頻度順)
①感染症(肺炎・尿路感染症など):発熱が目立たず、だるさや食欲低下のみのことが多い。
②脱水・栄養不足:夏場や食事量低下で起こりやすく、点滴が必要なこともある。
③心不全・慢性疾患の悪化:息切れやむくみ、体重増加を伴うことがある。
④薬の副作用:飲み合わせや副作用で倦怠感が出ることがあり注意が必要。

腹痛と下痢は身近な症状で、急性胃腸炎が最も多く、ウイルスや細菌が原因です。食中毒では急な腹痛や水様便、発熱を伴います。過敏性腸症候群では検査異常はなく、ストレスで症状が出ます。潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患では血便を伴うことがあります。症状が強い、長引く場合は受診が必要です。

頭痛にはさまざまな種類があり、代表的なものに緊張型頭痛と片頭痛があります。緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような痛みで、肩こりやストレスが原因となることが多く、日常生活は比較的保てます。一方、片頭痛はズキズキと脈打つ強い痛みが特徴で、吐き気や光・音への過敏を伴い、安静が必要になることがあります。症状に応じた治療で改善が期待できますので、我慢せずご相談ください。
成人で多い(頻度順)
①片頭痛:ズキズキする拍動性の痛みで、光や音に敏感になり吐き気を伴うことがある。
②緊張型頭痛:頭全体が締め付けられるように痛み、肩こりやストレスが関与する。
③群発頭痛:目の奥の激痛が一定期間に集中して起こり、涙や鼻水を伴う。
④副鼻腔炎:顔面痛や前かがみで悪化する頭痛、鼻症状を伴う。
高齢者で多い(頻度順)
①緊張型頭痛:加齢や筋緊張、姿勢不良が背景となることが多い。
②高血圧に伴う頭痛:血圧上昇時に後頭部痛や重だるさを感じることがある。
③側頭動脈炎:こめかみの痛みや視力障害を伴い、早期治療が重要。
④脳血管障害:突然の激しい頭痛や麻痺、意識障害を伴う場合は緊急受診が必要。

動悸や息切れは、心臓や肺、血液の病気、または自律神経の乱れなどで起こります。動悸は心臓の鼓動を強く感じる状態で、不整脈やストレス、貧血が原因となることがあります。息切れは階段や歩行で息苦しさを感じ、心不全や肺疾患、体力低下が関与することもあります。一時的なこともありますが、症状が続く、胸痛やめまいを伴う場合は早めの受診が大切です。